調べてみた 阿蘇の長い歴史パート2
取材原稿 篠田 茉里 人文学部1年次生
引き続き阿蘇神社の歴史について話していきたいと思います。
今回は国をも飛び越えた阿蘇のすごさを踏まえ紹介していきます。
現在の中国である隋の書物『隋書倭国伝』には、倭国の火を噴く山として阿蘇山を紹介する記事が存在します。
噴火を続ける中岳
大昔のネットワークもない時代に阿蘇山が他国の重要な書物に登場するなんてすごいですよね!日本を象徴する存在だったのではないかなと思いました。
そして、平安期以降、阿蘇の噴火は国難の前兆として忌まれ、朝廷は阿蘇で噴火があるたびに平穏祈願の令を出し、阿蘇神社が権威を上げたとされています。
阿蘇神社は前のブログでご紹介したように甚大な被害を受けて現在も工事中です。
しかし、奇跡的に阿蘇神社周辺の建物の被害はほとんどなかったそうです。
そのような現状に地域の人たちは「阿蘇神社の神様が阿蘇の人ば守ってくれた」とおしゃっていました。
この言葉を聞いて「あっ、地域の人たちは本当に阿蘇神社を阿蘇の守り神として大切に思っているんだなぁ…」と思いました。
阿蘇神社に長い歴史があるということは、その分だけその土地に住んでいる人々とともに生きているということ。阿蘇神社は地域の人の愛があふれている神社だと感じました。
再建まであと6年かかる阿蘇神社、それでも参拝する人は多い