大阪府北部地震について
6/18朝に、関西で大きな地震がありました。大阪府北部で震度6弱を観測しています。
発災時、筆者は通勤途中であり、電車が動かない状況下で帰宅困難者ならぬ出勤困難者となり、なんとか徒歩で大学にたどり着きました。
神戸のキャンパスは大きな被災もなく、おおむね交通が復活した翌日には授業も再開しています。
大阪では、悲しいことですが亡くなった方がおられます。また関西圏で大勢の負傷者が出ています。一時避難者、家屋・施設の被災、交通やライフラインの復旧とまだまだ予断を許しません。余震の心配もあります。
神戸学院大学では阪神・淡路大震災の被災経験を胸にして、東北、熊本地震など、遠隔地の復興応援を続けてきました。このブログもその一環です。神戸の経験と東北や熊本の応援を別のものとはせずに「つなげる」ことを大事にしようと思ってきました。
しかし、神戸の大学生の大半は1995年以降に生まれているか、被災経験をしていても記憶に残っていないでしょう。神戸も、東北も、熊本も、こころのどこかでは、「遠くで起こった自然災害」ととらえている若者が少なくないはずです。
大阪府北部地震は、いまあらためて自然災害の怖さ、都市生活や交通の脆さを教えてくれています。この経験は「風化」から目覚めさせてくれるものと思いたい。
物理的には遠くにある阿蘇への応援も、まずはその目覚めがないと内発的には続けていけないのではないか………自問自答
今回は反省モードの原稿となりました。
とにかく、大阪府北部などの被災地域の復旧をお祈り申し上げます。