神戸学院生が阿蘇を応援するブログ

熊本地震ボランティアをきっかけに始まった取材活動

初めまして

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熊本で活動した神戸学院大学

 

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  本ブログ編集長

 大西 祐実 神戸学院大学人文学部


はじめまして。私たちは神戸学院大学の学生です。

神戸学院大学は、地元神戸での阪神・淡路大震災の被災経験を糧に、今までたくさんの災害支援活動を行ってきました。あれから神戸は日本中の方々からの支援を受け、復興することができました。被災された方々、応援してくださった方々の思いを受け継ぎ、若い世代である私たちも、災害支援活動に積極的に参加しています。

私は、大学内にあるボランティア活動支援室の学生スタッフです。本学では、2011年の東日本大震災を皮切りに学生主体の被災地ボランティアが継続されるようになり、2016年に発災した熊本地震においても、多くの学生が手を挙げて現地支援に向かいました。

私は学生ボランティアとして、そして学生ボランティアをサポートするスタッフとして、熊本へ4回足を運びました。現地では県内の大学と連携して仮設住宅にお邪魔したり、農業のお手伝いをさせて頂いたり、熊本の現状を伝えるために視察をして回ったりしました。その中で、たくさんの方々の優しさに助けられ、熊本県の魅力を知り、私は熊本県のことを被災地としてではなく、ひとりのファンとして好きになりました。

このブログのタイトルになっている「阿蘇神社門前町商店街」もまた、私を阿蘇のファンにさせた場所のひとつでした。

阿蘇神社門前町商店街とは、熊本県阿蘇市にある阿蘇神社の門前に位置する商店街です。一般的にイメージされる商店街とは少し異なり、緑が豊かで和の雰囲気を感じられる、若者にとっても大人にとっても魅力的な通りなのです。

私が商店街に初めて訪れたのは、今年の2月でした。道の駅阿蘇の、ASO田園空間博物館が主催する語り部プログラム(現地の方から直接当時のお話を語って頂くもの)で、精肉店阿蘇とり宮の店主、杉本真也さんにお話を伺ったことがきっかけでした。そこで杉本さんから、阿蘇市のシンボルである阿蘇神社が倒壊してしまったこと、震災直後は商店街内で連携して炊き出しを行っていたこと、震災が商売に悪影響を及ぼしたことなどのお話を聞きました。何かお手伝いできることはないかと考えた結果、「阿蘇神社門前町商店街を神戸でPRし、観光に来てもらう」という提案をさせて頂くに至りました。

阿蘇神社が再建されるまでには、あと6年かかるといわれています。私は震災前の阿蘇神社を見たことがありません。まずは6年後、再建された阿蘇神社の向こうに「復興の灯」が見られるまで。そしてそれから先もずっと、ここ神戸から応援し続けたい。

このブログでは、神戸の大学生である私たちが、商店街でお店を営業されている方々に実際にインタビューをして、それらをひとつひとつ記事にして紹介していきます。

季節ごとに姿を変える豊かな自然、人々の生活源である水基、そして情趣溢れる商売人の皆さん。懐かしいけど新しいこの商店街が、私は好きです。このブログでは、大学生の私たちが観た「光」を、私たちならではの目線でお伝えしていければと思っています。これを読んだたくさんの方が、熊本県に、阿蘇市に、阿蘇神社門前町商店街に足を運んでくれることを願っています。

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