神戸学院生が阿蘇を応援するブログ

熊本地震ボランティアをきっかけに始まった取材活動

突撃インタビュー18 料理旅館つるや さん

取材原稿 現代社会学部 2年次生 王 国屹(おう こくきつ)

 

お店と女将さんの紹介

料理旅館つるやは熊本を代表するパワースポットである肥後国一の宮として知られる阿蘇神社の門前にある旅館。館内は木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気の空間となっており、居心地のよいモダンな設えの「デザイナーズ離れ」(特別室)など、休日を過ごすための場所にふさわしい宿だ。また、南は鹿児島・宮崎、北は福岡・大分・長崎などにアクセスしやすい立地で、九州観光の中継拠点として有名である。さらに、地元の食材をフルに生かした料理も特色の一つで、宿泊だけでなく家族やサラリーマンの宴会の場としても人気だ。

取材に応じていただいたのは四代目女将の工藤亜貴子さんである。温かい笑顔が宿泊客を迎え入れてくれる。

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100年以上続いている老舗旅館

 

熊本地震の影響

旅館の建物自体は特に被害はなかった。

旅館にとって一番損失はやはりお客様が大幅に減少してしまったことだ。宿泊のキャンセルが相次ぎ、宴会の自粛モードはその年の年末まで続いた。阿蘇神社の倒壊が大きく報道され、そのイメージでお客様が来づらくなった。従業員も震災の影響で人手が足りなくなり、旅館は止むを得ずお昼に経営していたレストランを閉めた。今は徐々にお客様が増え、回復しているが、未だ震災前の約6割である。周りは移住が増え、若者も少なくなり、街の活気は震災からないままである。

  

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落ち着いた雰囲気の館内
 

ここが旅館の魅力だ!!

其の壱  神水の里、一の宮の湧水

館内はすべてこの湧水を利用している。阿蘇山からのミラクルが豊富な湧水を使って作った料理はまさに絶品と言える。部屋では、湧水の美しい音が聞こえる。心を癒し、リラックスしながら絶品料理を堪能できる。そして、つるやのすべての湯殿には、豊かな水量を誇る阿蘇の湧水を沸かした清らかな湯が注がれているのだ。

 

其の弐  地元の食材を生かした料理

毎朝、女将自ら市場で買い付ける地元食材と一の宮の湧水を使って丁寧に調理されたものである。季節に合わせ、高級食材のあか牛、馬刺しはもちろん、地元の野菜を使った彩りよく滋味豊かな和食膳は創作料理のトップレベルだ。その美味しさに思わず心が奪われるだろう。

 

其の参  2階建てのデザイナーズ離れの空間

旅館の離れ特別室は1階にリビング、露天風呂、内湯があり、DVDで映画鑑賞やお仲間とゆっくり寛げます。2階にはベッドルームとテラスを設けるなど、広々とした間取りでゆったりと自由に楽しめます。本館には、ゆったりとした空間が魅力の和洋室と日本旅館を心ゆくまで愉しむ和室もある。

 

 

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趣きのある中庭 

 

 

女将から読者へのメッセージ

自分も自然の一部となって、旅行(宿泊)を通して、ストレスの解消、嫌なことを忘れさせることができ、お客様が自然と触れ合い、元気を貰えることができるのが阿蘇の魅力であり、つるや旅館の魅力でもある。ぜひお越しください!!

 

私から読者へのメッセージ

この記事を見て、皆様はこの旅館に宿泊したいと思ったでしょうか?(笑) つるや旅館には私が今回紹介できていない魅力もまだまだあります。今の熊本は復興の最中であり、まだまだ皆様一人一人の支援が必要です。熊本旅行が大きな支援になります。私たちは旅行を楽しみながら、地元の方と触れ合い、被災地に元気づけることできます。是非、熊本へ、つるや旅館へ。

 

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熊本県阿蘇市一の宮町宮地1873

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