突撃インタビュー19 なかまち さん
取材原稿 現代社会学部 3年次生 前田拓真
店の名前は、門前町商店街の前が「なかまち通り」で、その名前を残したいために今の店名がついた。
お店を経営したのも若い客を増やすために何か始めようと思い店主の井手みゆきさんは飲食店を開いた。
お店のオススメメニューは「なかまち膳」で、高菜飯に山芋をかまくらのように上に乗せている。そして、なんといっても熊本の郷土料理であるだご汁!
このだご汁もお醬油ベースとお味噌ベースがあるが、なかまちは懐かしのおふくろの味を出すためにお味噌ベースで仕上げている。
お味噌も阿蘇のお味噌、生揚げ豆腐はたておか豆腐さんの豆腐を使用している。
おいしそうな惣菜やお漬物が並んでいる
野菜は店主である井手さん自身が作られているものもあり、里芋、大根、ゴボウ、人参、高菜などを作られている。
店にはセルフ式で自家製のお漬物や惣菜をとれるところがあり、これを食べたお客さんが「作って送ってほしい」と言われるほど気に入ってくれたという。
店主の井手みゆきさん
震災当時はお肉やうどん、そばなどを提供して地域の人たちと避難生活をした。電気が通っていなかったため、ろうそく、懐中電灯、携帯のランプで一週間過ごしたが、電気が通った時に、「当たり前にあるものの有難みを痛感した」と仰っていた。
店主の井手さんはこれからも地産地消で安心して食べてもらい、手抜きせず、この味を求めてきてくれるお客さんに尽力したいと語っていた。
0967-22-2322