突撃インタビュー21 水の駅 阿蘇門前さん
原稿 人文学部 2年次生 本城一颯
阿蘇神社門前町商店街の真ん中にある”水の駅 阿蘇門前”が昨年12月17日にオー プンしている。湧水が有名な阿蘇と道の駅を合わせて「水の駅」にしたと店主の高瀬 潤さん。高瀬さんはこのお店の店長をする前にいろいろな業種で働いていたそうだ。阿蘇の魅力に惹かれ、この仕事を引き受けた。
水の駅阿蘇門前は、元気な阿蘇をPRしていきたいとの思いで商店街の有志が作ったお店。隣で店を構える「とり宮」の杉本真也店主がその中心人物だ。まず、店頭の「くまモン」が迎えてくれる。中に入ると、熊本や阿蘇の文字が並んだ商品がずらり、熊本や阿蘇の新鮮な野菜や阿蘇の加工品を販売している。中でも一番目に止まった商品は「究極のめろんぱん」。包装紙の裏に、「レンジで少し温めると一段と美味しい」と書いてあった。親切なお店の方に温めてもらった。食べてみると外はサクサク、中はしっとり、こんなおいしいメロンパンは食べたことがなかった、名前に偽りなしの究極!
店内に並ぶ商品
驚くのは商品だけではない。外装にもひときわ工夫がされている。古風な外装はいかにもこの自然豊かで風情のある商店街に溶け込んでいる。一押しポイントは「足水」。猛暑日が続く夏に、劇的に冷たい足水は子供にも大人気だ。家族連れのお客さん、子供が足水で遊び、店の商品を買ってもらう。それが狙いと店長さんは言っていた。
暑い日には嬉しい足水
最後に店長の高瀬さんから我々学生に一言、
「学問に縛られずにやりたい事を!」
自身の体験をもとに語ってくれた。そんな熱い店長が働くお店「水の駅 阿蘇門前」に是非とも足を 運んでもらいたい。
店主の高瀬さんとお店の前で
【水の駅 阿蘇門前】
営業時間:10:00~16:00
アクセス:阿蘇神社から徒歩1分
震災後の熊本城の今
原稿 現代社会学部 1年次生 川島麻陽
今回の熊本視察1日目の最初は、熊本県のシンボルである熊本城を見に行きました。
熊本城を知らない人はいないと思います。あの佇まい、建築技術は誰が見ても息を飲むぐらい美しくかっこいいですよね。
そして熊本城に着いて最初に見た姿はこちらです。
立ち入りができない状態で大きな石の転がりや瓦の崩れ方が地震当時のままで衝撃的な光景でした。
中には入れませんでしたが外側から熊本城復興工事の様子を見ることができました。
普通ならお城の工事の様子など見ることはできません。今しか見られない熊本城の貴重な姿です。
また、熊本城の工事には最新の技術を使っているようです。
工事中でも熊本城の迫力を感じることができました。
再建するために並べられた石垣には1つずつ番号が振られ、元の写真を見たりしながら元に戻す作業を行うそうです。
復興するまでにあと20年はかかるとか。
熊本城の復興に向けた強い思いと昔の人の労働や技術の凄さが感じられました。
熊本城の復興の過程をこれからもずっと見守っていきたいです。
阿蘇視察2日目
原稿 人文学部2年次生 篠田茉里
熊本視察2日目は南阿蘇村にある、旧長陽小学校周辺の視察を行いました!
南阿蘇村は地震の被害が大きく、現在も大規模な工事が行われていました。その規模の大きさや、削れた山肌を見ると地震の大きさを現在でも感じることができました。
この旧長陽小学校周辺の視察は今年の2月にも訪れたのですが、工事の様子や壊れた家屋を更地にした場所を見ると大きな変化はありませんでした。ゆっくりと時間をかけて復興に向かっているようにも感じました。
南阿蘇村を視察していると、営業中のお食事処を発見しました。
ちょうど、お腹も空いていたのでちょっと休憩…。女将さんが、お一人で切り盛りされていました。私は冷たいおうどんを美味しく頂きました😊お昼を頂きながら当時のお話も聞かせて頂きました。
「このお店はね、なんでだろうね〜、全然被害がなかったのよ。水道もガスも全部大丈夫だった。だからね、結構すぐにお店は始めることができたの。当時は、学生さんが食べに来てくれて、今は工事の方がお昼を食べに来てくれるんですよ。でも、工事もいつか終わりますからね…」
笑顔がステキな女将さん。
今まで、地震と向き合っていく住民さん達とたくさん触れ合ってきました。同じ地震でももちろんその地域ごとに被害の規模が違うよに、地震との向き合い方もそれぞれ違うのだと思いました。
必ずまた、食べに行きます。
阿蘇視察1日目
原稿 人文学部2年次生 篠田茉里
阿蘇神社へ約4ヶ月ぶりに訪れました。
2月に訪れて大きく変わったところがありました。2月に来た時にあった大きな覆いはなくなり、建物の一部が更地になっていました。そこで初めて、立て直していたのではなく時間をかけて丁寧に解体していたことがわかりました。
阿蘇神社は国指定の重要文化財です。「ただ綺麗に直せばよいのではない」と宮司さんが言っていたことを思い出しました。当時の技術を駆使しながら、新しい阿蘇神社ではなく、あの頃の阿蘇神社をもう一度見れるのはいつかな…
もちろん参拝後です!
御朱印って知っていますか??
御朱印とは神社や寺院において、参拝者に向けて押印される印章・印影の事です。押印の他に、参拝した日付、寺社名・御祭神・御本尊の名前などを墨書きして下さるところが一般的です。
今回の参拝は初夏でした。阿蘇の水が気持ち良く感じる季節です。次はどんな季節な阿蘇神社を参拝できるか楽しみです。
ボランティア活動支援室より
本学生は西日本豪雨の被災地支援のボランティアに参加しています。
詳しくはこちらを・・・
西日本豪雨について
ボランティア活動支援室です。
豪雨がたいへん広い範囲で甚大な被害をもたらしました。
キャンパスのある兵庫県も、神戸市灘区、宍粟市、丹波市など、住民の方々、ボランティアの方々が土砂や家屋等の片づけをされています。
神戸学院大学では、「実家が広島なので帰省して復旧の活動をしてきます」という学生や駅やキャンパスで募金活動を準備する学生など、自発的に「できること!」を始める学生が大勢います。頼もしいです。
大学としては、明日から兵庫、岡山、広島に専門教職員による調査隊を派遣します。
被災地の状況を調べ、遅くとも今月中には学生ボランティア隊を送り出す計画です。
一方で、先般発生しました大阪北部地震の被災地も、まだ復旧途中で、「こちらも応援お願いします」との声が届いています。
自発的な活動は「選べる」ということが最大の力です。
自然災害が立て続けに起こる状況で混乱しがちですが、被災地に思いを馳せ、冷静に、自分にできること、したいことをベースに、支援ができたらと思います。
阿蘇応援ブログも、学生の自発的な活動経験をつなぎながら、力のある配信を続けていいきたいです。
引き続き、応援をお願いいたします。
突撃インタビュー20 南阿蘇のまごころスイーツ「キャラメルプディング」さん
取材原稿 人文学部2年次生 篠田茉里
今回は南阿蘇村にあるプリンのお店、キャラメルプディングのご紹介です。
ビビッと目に留まるかわいいレンガの外観!!
そこにプリンと書かれた旗がヒラヒラと風になびいていたら…
入らずにはいられませんでした。
ショーケースにはたくさんのプリンプリン😍
お店のFBより
どの味にするか悩んだ末に選んだのは…
かわいいくまモンがパッケージにプリントされた南阿蘇のクリーミープリン🍮
お店のFBより
そのほかに、うわさの白いプリン、南阿蘇のこだわりプリンなど様々なプリンかありました!
どれも美味しそうで、ショーケースごと買えるものなら買ってみたいと思ったり…
材料にもこだわりがあり、南阿蘇のこだわりプリンは牛乳、卵、きび砂糖のみで作られており、牛乳は阿蘇小国のジャージー牛乳を使用しています。
オーナーさんもとっても素敵な方でした。
地震後はお客さんが減ったそうですが、現在はだいぶお客さんも戻って来ているそうです。
復興というものを、被災していない私が簡単に口にしてはいけないと思うのですが、オーナーさん達の笑顔や大自然の中で優しい味のプリンを口にした時、厳しいばかりの日々だけではなく、復興ってこういう時間を過ごしていくことも大事と思いました。
あいにくの雨だったのですが、晴れの日はテラス席で食べることもできます!
素敵な自然と美味しいプリンで幸せの相乗効果です!✨✨✨
お店のFBより
南阿蘇村に訪れることがあったら、ぜひ立ち寄ってみてください。
https://www.facebook.com/caramelpudding.aso
電話 0967-62-8177
営業時間 10:00〜18:00
店休日 不定休
駐車場 10台
行ってまいりました
大阪府北部地震について
6/18朝に、関西で大きな地震がありました。大阪府北部で震度6弱を観測しています。
発災時、筆者は通勤途中であり、電車が動かない状況下で帰宅困難者ならぬ出勤困難者となり、なんとか徒歩で大学にたどり着きました。
神戸のキャンパスは大きな被災もなく、おおむね交通が復活した翌日には授業も再開しています。
大阪では、悲しいことですが亡くなった方がおられます。また関西圏で大勢の負傷者が出ています。一時避難者、家屋・施設の被災、交通やライフラインの復旧とまだまだ予断を許しません。余震の心配もあります。
神戸学院大学では阪神・淡路大震災の被災経験を胸にして、東北、熊本地震など、遠隔地の復興応援を続けてきました。このブログもその一環です。神戸の経験と東北や熊本の応援を別のものとはせずに「つなげる」ことを大事にしようと思ってきました。
しかし、神戸の大学生の大半は1995年以降に生まれているか、被災経験をしていても記憶に残っていないでしょう。神戸も、東北も、熊本も、こころのどこかでは、「遠くで起こった自然災害」ととらえている若者が少なくないはずです。
大阪府北部地震は、いまあらためて自然災害の怖さ、都市生活や交通の脆さを教えてくれています。この経験は「風化」から目覚めさせてくれるものと思いたい。
物理的には遠くにある阿蘇への応援も、まずはその目覚めがないと内発的には続けていけないのではないか………自問自答
今回は反省モードの原稿となりました。
とにかく、大阪府北部などの被災地域の復旧をお祈り申し上げます。
神戸で、熊本阿蘇の馬ロッケを販売しました
原稿 人文学部2年次生 篠田茉里
こんにちは!
先日、神戸市西区「西区みどり太陽のまつり」で馬ロッケを販売しました!
天候が心配されていましたが、無事回復し、たくさんのお客さんに買っていただきました。
雨も上がって良い天気に☀
馬ロッケとは熊本県阿蘇市一の宮商店街のとり宮さんで販売されている、熊本名物馬肉を使用したコロッケです。
熊本の現地支援でのつながりを活かし今年も販売させていただきました。
ジュワ~っとコロッケの揚がる音、こんがりとしたきつね色、そして食欲をそそるいい香りに誘われ、たくさんのお客さんが足を運んでくださいました!
おいしそうなきつね色に いらっしゃいませ!
試食をどうぞ~ 馬肉とじゃがいもがぎっしり
馬ロッケの販売を通して、自分たちで見てきた熊本の現状をお客さんに発信しました。
お客さんの中には、熊本のことを詳しく聞いてくださる人や応援の言葉をくださる人もいました。今回の物産は少しかもしれませんが、熊本と神戸をつなぐことができた大事な活動になりました。
兵庫区新開地でも被災地支援応援物産展をしました。
今後もいろいろなところで物産展を開催して、神戸から応援し続けます!
番外編 現地特派員から ~菊池渓谷~
こんにちは。ボランティア活動支援室です。
熊本に住む支援室職員の知人からお便りが届きましたので、紹介いたします。
2回目の投稿です。
*
神戸学院大学の熊本応援ボランティアの学生の皆様、いつも熊本の復興の為に活動して下さりありがとうございます。
今回GWを利用して、日本名水百選にも選ばれている菊池渓谷に行って来ました。
菊池渓谷も熊本地震の被害を受け、やっと今年3月末から入谷が再開されました。
自然歩道の入り口には、地震直後の写真の掲示があり、落石や倒木の為に歩くことも出来ない状態であった事がわかります。
渓谷沿いに自然歩道を歩いて行くと、新緑の緑、小鳥たちのさえずり、水のせせらぎの音が爽やかな風と共に私達を迎えてくれました。
渓谷の近くまで降りて行くと、その水の透明度にびっくりさせられます。
街中とは違い、少しひんやりするマイナスイオンたっぷりの空気に、とても気持ちが癒されました。
今回は、新緑の時期でしたが、四季を通して美しい菊池渓谷にまた訪れてみたいと思いました。
熊本県には魅力的な場所がたくさんありますね。
記事を参照にして、ぜひ、いろんな場所に足を運んでみてください。
突撃インタビュー19 なかまち さん
取材原稿 現代社会学部 3年次生 前田拓真
店の名前は、門前町商店街の前が「なかまち通り」で、その名前を残したいために今の店名がついた。
お店を経営したのも若い客を増やすために何か始めようと思い店主の井手みゆきさんは飲食店を開いた。
お店のオススメメニューは「なかまち膳」で、高菜飯に山芋をかまくらのように上に乗せている。そして、なんといっても熊本の郷土料理であるだご汁!
このだご汁もお醬油ベースとお味噌ベースがあるが、なかまちは懐かしのおふくろの味を出すためにお味噌ベースで仕上げている。
お味噌も阿蘇のお味噌、生揚げ豆腐はたておか豆腐さんの豆腐を使用している。
おいしそうな惣菜やお漬物が並んでいる
野菜は店主である井手さん自身が作られているものもあり、里芋、大根、ゴボウ、人参、高菜などを作られている。
店にはセルフ式で自家製のお漬物や惣菜をとれるところがあり、これを食べたお客さんが「作って送ってほしい」と言われるほど気に入ってくれたという。
店主の井手みゆきさん
震災当時はお肉やうどん、そばなどを提供して地域の人たちと避難生活をした。電気が通っていなかったため、ろうそく、懐中電灯、携帯のランプで一週間過ごしたが、電気が通った時に、「当たり前にあるものの有難みを痛感した」と仰っていた。
店主の井手さんはこれからも地産地消で安心して食べてもらい、手抜きせず、この味を求めてきてくれるお客さんに尽力したいと語っていた。
0967-22-2322
突撃インタビュー18 料理旅館つるや さん
取材原稿 現代社会学部 2年次生 王 国屹(おう こくきつ)
お店と女将さんの紹介
料理旅館つるやは熊本を代表するパワースポットである肥後国一の宮として知られる阿蘇神社の門前にある旅館。館内は木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気の空間となっており、居心地のよいモダンな設えの「デザイナーズ離れ」(特別室)など、休日を過ごすための場所にふさわしい宿だ。また、南は鹿児島・宮崎、北は福岡・大分・長崎などにアクセスしやすい立地で、九州観光の中継拠点として有名である。さらに、地元の食材をフルに生かした料理も特色の一つで、宿泊だけでなく家族やサラリーマンの宴会の場としても人気だ。
取材に応じていただいたのは四代目女将の工藤亜貴子さんである。温かい笑顔が宿泊客を迎え入れてくれる。
100年以上続いている老舗旅館
熊本地震の影響
旅館の建物自体は特に被害はなかった。
旅館にとって一番損失はやはりお客様が大幅に減少してしまったことだ。宿泊のキャンセルが相次ぎ、宴会の自粛モードはその年の年末まで続いた。阿蘇神社の倒壊が大きく報道され、そのイメージでお客様が来づらくなった。従業員も震災の影響で人手が足りなくなり、旅館は止むを得ずお昼に経営していたレストランを閉めた。今は徐々にお客様が増え、回復しているが、未だ震災前の約6割である。周りは移住が増え、若者も少なくなり、街の活気は震災からないままである。
落ち着いた雰囲気の館内
ここが旅館の魅力だ!!
館内はすべてこの湧水を利用している。阿蘇山からのミラクルが豊富な湧水を使って作った料理はまさに絶品と言える。部屋では、湧水の美しい音が聞こえる。心を癒し、リラックスしながら絶品料理を堪能できる。そして、つるやのすべての湯殿には、豊かな水量を誇る阿蘇の湧水を沸かした清らかな湯が注がれているのだ。
其の弐 地元の食材を生かした料理
毎朝、女将自ら市場で買い付ける地元食材と一の宮の湧水を使って丁寧に調理されたものである。季節に合わせ、高級食材のあか牛、馬刺しはもちろん、地元の野菜を使った彩りよく滋味豊かな和食膳は創作料理のトップレベルだ。その美味しさに思わず心が奪われるだろう。
其の参 2階建てのデザイナーズ離れの空間
旅館の離れ特別室は1階にリビング、露天風呂、内湯があり、DVDで映画鑑賞やお仲間とゆっくり寛げます。2階にはベッドルームとテラスを設けるなど、広々とした間取りでゆったりと自由に楽しめます。本館には、ゆったりとした空間が魅力の和洋室と日本旅館を心ゆくまで愉しむ和室もある。
趣きのある中庭
女将から読者へのメッセージ
自分も自然の一部となって、旅行(宿泊)を通して、ストレスの解消、嫌なことを忘れさせることができ、お客様が自然と触れ合い、元気を貰えることができるのが阿蘇の魅力であり、つるや旅館の魅力でもある。ぜひお越しください!!
私から読者へのメッセージ
この記事を見て、皆様はこの旅館に宿泊したいと思ったでしょうか?(笑) つるや旅館には私が今回紹介できていない魅力もまだまだあります。今の熊本は復興の最中であり、まだまだ皆様一人一人の支援が必要です。熊本旅行が大きな支援になります。私たちは旅行を楽しみながら、地元の方と触れ合い、被災地に元気づけることできます。是非、熊本へ、つるや旅館へ。
0967-22-0102