阿蘇の景色、カルデラについてパート1
篠田 茉里 人文学部1年次生
今回は阿蘇の素晴らしい景色、壮大なカルデラについて紹介していきたいと思います。
カルデラとは火山活動により、火口が崩壊、陥落してできた円形のくぼみのことです。
阿蘇山はこのカルデラが南北25km、東西18kmの楕円型で、世界最大級のカルデラとなっています。
また、富士山のように阿蘇山という山が一つあるといったイメージをお持ちの方がいらっしゃるかもしれませんが、阿蘇山とはカルデラの中にある火山群のことを指します。中でも高岳、中岳、根子岳(ねこだけ)、烏帽子岳(えぼしだけ)、杵島岳(きしまだけ)は阿蘇五岳と呼ばれ阿蘇山の中核をなしています。中岳は火山活動がいまだに続いている活火山で噴煙を上げる様子は自然が生み出す迫力に圧倒されます。
噴煙を上げる中岳
阿蘇カルデラは過去に4回もの大規模な噴火によってできました。一番昔の大噴火は30万年前、一番最近の大噴火は9万年前に起こったとか…。長い、長い時間をかけて今の阿蘇山が形成されたことが分かります。
最後に、私たちが阿蘇のカルデラを訪れた際、牛さんたちがおいしそうに食事をしていました。カルデラの中で農畜産が盛んなことも阿蘇のカルデラの特徴の一つです。
牧草を食べる牛たち